自分の楽しさを見る人にも与えることも大事です

本来、絵は見て楽しむものです。描いた人の感動を人に伝える役目もあります。
絵は自分だけが楽しめればよい、別に人に見てもらえなくてもよい。こういう人もいます。
そういう人は一旦脇に置いておきましょう。
人に自分の作品を見てもらって、楽しんでもらう。自分の感動を伝えるということ。
そのために絵を発表する、展覧会に出品することです。
美術展覧会では多くの人達が観覧に訪れます。
絵を描く人達が自分の絵画力を上げるために勉強のつもりで来ている人もいますが、
ほとんどの人は絵を楽しむためにわざわざ来ています。
鑑賞に来て、何か1点でも、あの絵はよかった、感動した、おもしろかった、ということを
感じてもらえればいいわけです。
小さいグループ展では画家のお互いの研鑽の場であると同時に地域の人達と一緒になって
絵を楽しむ機会となっています。
又、当然訪問者から質問もされますし、批評もされます。それが出品者のレベルアップに
役立っています。見る人の心を和ませ、そして豊かにすることができます。
これがグループ展の醍醐味でしょう。
見る人に楽しんでもらうためには工夫も必要です。
ともすると、自分たちの作品を勝手に並べて、お好きなように見てください。
という展覧会が多いのですが、楽しんでもらう事に少しポイントをおいて、絵の並べ方や高さ、
キャプションの書き方などの会場設営に気を使う。
又、来訪者と画家が気楽に話ができる雰囲気作り、画家が常駐して来訪者に話しかける姿勢。
なども大事な事です。
こうした事で相乗効果で見る人もより楽しく感じてもらえる場所作りとなります。

2014年2月17日 自分の楽しさを見る人にも与えることも大事です はコメントを受け付けていません 絵を描く楽しさ