人物をどこまで入れるかによって、キャンバスの大きさが決まります。 まず、人物をどの様にキャンバスに入れるかを考えます。 6号、や8号では全身像は小さ過ぎて、入らないでしょう。 胸から上の胸像なら6号くらい、膝から上なら20号くらい、全身を描きたかったら30号以上は 要るでしょう。 次はモデルのポーズを付けます。 モデルは最初は身近な家族がいいでしょう。慣れてきたら、人物画教室に入ったり、友達に依頼 したり、あるいはモデルを雇ったりします。 自分の顔を鏡に写して、自画像を描くのもおもしろいでしょう。 部分デッサンで自分の手足を色々な角度で鉛筆デッサンをすると、基礎力向上のために、良い方法 です。 人物ポーズは顔の向きや、体の向きなどの方向を変えることによって絵に動きが出ます。 絵に安定感を与えるには前にも述べましたが三角構図によると良いです。 ポーズを決める時、モデルの意見も聞きましょう。長時間同じ姿勢を保つように依頼するわけです から無理のない姿勢でないといけません。 モデルには一定間隔で必ず休憩を入れましょう。同じ姿勢を保つということは結構疲れます。
そして次は目の高さを決めます。 目の高さによってモデルの輪郭が違って見えます。 モデルを見下ろす位置ならば、頭から脚に向かって徐徐に小さくなります。 見上げる位置ならば、脚から頭に向かって小さくなっていきます。 見る位置によって遠近が変わります。