構図 その3 構図についての考察

最近ではインターネットで動画を見ることができます。そこで2時間程度でモデルを描くパフォーマンスが行われていました。
その映像に映った彼らを見て思ったのは、早く描くことが目的になってしまって、まるで作品が言い訳のようになってしまっているということでした。
作家としての哲学や個性、価値観はどこへ行ってしまったのでしょう。
それぞれの作家のアトリエが同じでないように作品にもその作家なりの考え方が出てきてしかるべきで、それがなければ作品としてつまらないものになってしまいます。
モチーフをよく伝えたいという思いで、構図は自然と決まります。
洋画家が一番最初に構図として習うのは、画面を水平に走る横の線です。
しかし単純にまっすぐ横に線を走らせただけでは、画面におもしろみが無くなってしまうことがあります。

絵画でバランスを取る方法に2種類あります。

一つは破綻させないように描くこと。
もう一つはやじろべえのようにわざと揺らす方法です。あえて揺らぎを与えて、一見不安定にすることで、画面に動きを作り出すことも必要です。

また、幾何学的に画面を分けて構図を決める方法もあります。

画面の二分の一、四分の一で分割したところに必ず何かモチーフを配する。だからと言って良い構図になるとは限りませんが、基準があった方が描きやすいという画家は多い。

2014年5月3日 構図 その3 構図についての考察 はコメントを受け付けていません。 構図