フランス人形と陶器
1、アングルを決めます。両手でワクを作って構図をイメージし、中心に何がくるかを頭に入れます。
2、構図を決める。指をスケールかわりにして、モチーフが画面に収まった状態うぃイメージする。
3、キャンバスに濃い目のブルーグレーでモチーフの位置と関係、形をおおまかに描いていきます。
4、背景の布地やモチーフの影など、画面全体の中で暗い部分からブルーグレーで塗ります。
5、明るい部分は布で絵具を拭き取るように描いていきます。
6、構図を修正する。画面全体のバランスが見えたこの時点で絵具が乾かないうちに、納得がいくまで
形や構図を修正します。
7、固有色を塗る。それぞれのモチーフに固有色を塗っていきます。いきなり明るい色を塗らず、影側
の色をイメージして広めに塗ります。
8、背景の色を混ぜたグレーでモチーフ全体の影を繋いでいきます。
9、静物は特に足元の位置関係が大切です。輪郭をしっかり取りましょう。
10、人間の眼は、色と形が同時に見えません。色を塗るときは広めに塗り、形は背景の色で絞り込む
ように塗るつぶしながら決めていきます。
11、細部を描き始めます。まずは全体のバランスをチェックしながら主役から描きます。
12、ブルーの濃い目のワインのビンはピリジャンとウルトラマリンを濃い目に溶いて、グレーズする
ことで透明感が表現されます。
13、すべての物が、それを見る距離によって違って見えています。手元で描いた1筆が離れて見た時
に効果があるかどうか、離れて眺める時間を持ちましょう。
14、全体をチェックする。自分の絵に眼がだいぶ慣れてしまう頃です。絵を逆さまににして離れて
眺め、不自然なところがないかチェックします。
15、全体を描き進めていく途中で主役が負けてしまわないよう、時々手をいれます。
16、モチーフを描きこんでいきます。
17、全体にハイライトを入れます。ハイライトは面積を絞り込むほど効果があります。
18、仕上げ。顔などの細かい部分を描くときは腕枕を使うと筆先が安定します。