風景画の描き方 その1 風景画用の画材(キャンバス)

キャンバス、絵具、パレット、溶き油、メディウム、筆、ナイフ等は最低限必要な画材です。
キャンバスの地塗り
市販のキャンバスは既に白い塗料が塗られていますが、風景画を描く時はあらかじめ、地塗りをしておくとよい。
描きたい風景に応じた地塗りにしておくと、キャンバスの目がよく整えられ、絵具の発色や絵具のつきがよくなる。
シルバーホワイトに地塗り色となる絵具を加えたものか、あるいは地塗り用のファンデーション絵具(ホワイト、
グレー、オーカー、アンバーなど)でもよい。
よく乾燥させてから使用する。
白いキャンバスにいきなり描くよりは手早く重ね塗りができるので写生時間短縮となる。
下地の色は例えば春の新緑の山や木々を描く時はイエローオーカーなどの暖色系の地塗りが下地効果が出る。
地塗りの方法は上記のシルバーホワイトに地塗り色を加えてよく練る。ナイフを使ってペトロールを少しずつ
加えてクリームくらいの粘土に練って溶く。
そしてキャンバスナイフで塗る。その後平筆で縦横に画面をならす。
ナイフだけですとキャンバス全体がつるつるになり、絵具がつきにくい。
地塗りが乾いたら、キャンバスに寸法の目安となる線を鉛筆でひて置くとすぐに絵が描ける状態となる。

2014年5月8日 風景画の描き方 その1 風景画用の画材(キャンバス) はコメントを受け付けていません 風景画の描き方