油絵具のメーカーは世界中にたくさんあります。日本国内にも世界中から輸入された外国産のもの。
そして国産のもの。合わせて10社以上はあります。
価格もまちまちでメーカーによって異なりますし、色によっても異なります。
同じメーカーでも普及品から専門家用、さらに高級品など何種類も販売されています。
描きながら色々使って見て、その違いを実感して、自分の合った種類のものを使うといいです。
メーカーが違う色を混ぜても別に問題はありません。
豆知識として覚えておくと便利な「ヒュー」という名のついた油絵具を紹介します。
原料が非常に高価なため、絵具の販売価格が高いため、それに替わる安い代替品として作られた
絵具です。という意味の言葉です。
赤色のバーミリオンという絵具は硫化水銀という原料が使われています。水銀という貴金属が含まれて
いるため、大変高価です。そのため、その代用品として他の安い顔料を使って安く販売されている
絵具がバーミリオンヒューです。
代表的なヒューをあげておきます。
コバルトバイオレット コバルトバイオレットヒュー
セルリアンブルー セルリアンブルーヒュー
ピリジャン ピリジャンヒュー
エメラルドグリーン エネラルドグリーンヒュー
クロムグリーン クロムグリーンヒュー
クロムイエローライト クロムイエローライトヒュー
他
ヒューは代用品として当初は作られていましたが、現在では独自の色として位置づけられています。
代用品のイメージはありません。
ヒュー以外にも代用品の意味でつけられた絵具があります。
チントとかネオという添え字のついたものです。
モノクロームチントクール
コバルトブルーチント
ネオジントホワイト
エメラルドグリーンネオ
など