油絵の画材その8 油絵用パレット

油絵用のパレットには3種類の形があります。 オーバル型(丸型) 楕円形の形をしており、扇状に絵具が並べられる。 フランゼン型(丸型)雲形をしており、左腕の邪魔にならないように手前が大きくえぐられている。 オブロング型(角型)2つ折になったものもある(スケッチ用)  これらのパレットの材質は、よく使われているのが朱利桜材である。 きめが細かく、変形が少なく、適度な硬さと弾力を持っています。  他にも 紙パレット  使い捨てが可能で、1回ごとに1枚めくって捨てます。結構重宝します。 大理石パレット  アトリエの据え置き型、重量があるので調色しやすい。但し高価です。 タイルパレット  セラミック製 ほどほどに重量感がある。ネットで探せばある。 ホワイトパレット シナベニア デコラ張り(丸型、角型) アルミパレット  あまり市販されていない

専門家用パレット(丸型)の特徴 体のもっとも近い方が厚くなっており、遠くになるにしたがい薄くなっています。勾配がつけてある のです。丸パレットの右手前にはバランス用の重りが仕込んであり、全体の重量バランスが指穴に くるようになっています。 長時間制作していても疲れにくくなっているわけです。

左利き用パレット 右利き用ほど種類が豊富ではありませんが、もちろん市販されています。 昔は右利き用のパレットを裏返して使っていたようです。但しこれだと、指を入れる穴のカットの R(丸く削ってあるところ)が逆になることから、エッジに指が当たって痛いという欠点があります。 これも1枚パレットの話で、2つ折の場合は無理です。

2014年3月15日 油絵の画材その8 油絵用パレット はコメントを受け付けていません 油絵の画材