11)風景画の描き方 その18 固有色と基調色(2)

固有色は対象物のそのもの色ですから、そのまま描けばよい。しかし絵として成立させていくには
基調色と言われる、影の色とか統一感を感じる色とかが重要である。
基調色のレッスン方法として、単色(暖色系、寒色系)で画面に描き出しすると、簡単に基調色
を持たせることができます。単色で風景の形や明暗をつけて、画面に統一感を与えましょう。
例えば素朴な建物を描く時、暖色系の茶色(バーントシェンナ)を単色に選び、形や明暗を
大まかにとる。
茶色で陰影をとらえたら、半乾きの内にそれぞれの固有色を入れていく。固有色が茶色に混ざって
全体に落ち着いた色調になってくる。
それぞれの要素を描きこんで完成させる。描き出しの茶色がほかの絵具と混ざって、つなぎの色が
できる。
強い固有色で目立っている場合でも、絵具の色をそのまま使うのではなく、基調色となる寒色、暖色
を混色するとよい。
例えば建物の影を作る時、壁の影に寒色系のコバルトブルー(+ホワイト)を塗る。
樹木の陰に青を混ぜる。コバルトブルー+ピリジャン+パーマネントグリーンペール
建物の影に暖色系の絵具を混ぜてもよい。
壁の影に紫を塗る。クリムソンレーキ+コバルトブルー+ホワイト
樹木の緑の陰にも使う。クリムソンレーキ+ピリジャン+パーマネントグリーンペール

2014年5月21日 11)風景画の描き方 その18 固有色と基調色(2) はコメントを受け付けていません。 新着