風景画の描き方

風景画の描き方 その10 白と黒の使い方

色々な絵具を混ぜ合わせていくと、次第に黒くなってきます。これは絵具で反射される光の波長と量が減少していくためです。白色とは、可視光線を100%乱反射する物体です。ですから光の吸収体である絵具を混ぜ合わせて白色を作ることはできません。白色、灰...
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風景画の描き方 その9 茶色の使い方

茶色は基本的には単独で使用しなくて、混色に使用し、他の色を抑える役割をします。茶色を作る場合は 赤+黒+黄です。青味かかった茶色が欲しいときは 赤+青+黄です。混ぜる割合は黄5+赤3+黒1くらいがいいでしょう。黒の発色が強いので注意しましょ...
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風景画の描き方 その8 中間色

風景画を描く場合、木の葉や夕景の表現に黄緑や橙をたくさん使用しますので中間色があると色作り が楽になります。 鮮やか過ぎるので必ず他の色を加えて使用しましょう。 パーマネントグリーンペール 誠に使いかってによい緑色です。 樹木の表現に欠かせ...
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風景画の描き方 その7 黄色の使い方

黄色は明度も彩度も高い、画面の中で強いインパクトを持つ色です。パーマネントイエローライト暖色系の黄色で混色に役立ちます。黄色からオレンジをコントロールすると、紅葉風景や夕景が自由に描けます。緑の絵具との混色で色幅を広げる力を発揮します。雲 ...
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風景画の描き方 その6 赤色の使い方

赤系統の絵具には 暖色系赤(黄色味の赤)と寒色系(青味の赤)の2種類あります。色の持ち味を損なわないように、混色するときは気をつけましょう。暖色系の赤に青を混ぜると、やや濁った紫ができます。それは既に暖色系赤に黄色が含まれていて青をプラスす...
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風景画の描き方 その5 青色の使い方

ブルーという色は、明度は低くても彩度の高い鮮やかさを持った色相です。青い絵具は種類が多いのですが、風景画でよく使われるのは次の3色です。コバルトブルー海の色を表現する場合、コバルトブルーは魅力的な色です。青の中に深みのある青を作る場合はウル...
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風景画の描き方 その4 ピリジャンがおもしろい

風景画でおすすめの色はピリジャンです。ピリジャンはとても不思議な色です。緑なんですが3原色を混ぜてもつくることができません。単独では人工的に感じられる透明色ですが、他の色と混色すると豊かな自然の色ができます。例えば、風景の中の草や木々の色。...
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風景画の描き方 その3 風景画用の画材(筆とナイフ)

凸凹のあるキャンバスに力強く描くには硬くて腰のある豚毛の筆が最適です。細い部分や細い線を描く時は、日本画用の面相筆を使います。但し柔らかくて腰のしっかりしたものを選びます。ペンチングナイフはひし型の刃先をしたものが使い易い。描画用には刃の長...
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風景画の描き方 その2 風景画用の画材(絵具)

油絵具は大変多くのメーカーからたくさん市販されています。国産、外国産を含めて。又毎年のようにメーカーの競争により新しい発色のよい絵具が発表されています。一般的な絵具は(一概には言えないかも)クサカベ、ホルベイン、マツダ、ウインザー&ニュート...
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風景画の描き方 その1 風景画用の画材(キャンバス)

キャンバス、絵具、パレット、溶き油、メディウム、筆、ナイフ等は最低限必要な画材です。キャンバスの地塗り市販のキャンバスは既に白い塗料が塗られていますが、風景画を描く時はあらかじめ、地塗りをしておくとよい。描きたい風景に応じた地塗りにしておく...