風景画の描き方

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風景画の描き方 その24 仕上げの一筆

画竜(がりょう)点睛を欠く。It lacks finising touches. もっとも重要なところに手を入れて、全体を生き生きとさせること。 ほとんど完成しているが、肝心なところが抜けているために全体がダメになっている。これがなかなか難...
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風景画の描き方 風景画の画面作り

風景画の画面作りのコツ、醍醐味は除く、加える、移動する、強調する、です。風景画は場所選びが大変です。いい風景やおもしろい構図が見つかっても、邪魔になる電信棒や建物などがあって、悩んでしまう場合があります。その場合は邪魔なものを除きましょう。...
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風景画の描き方 その22 タッチの変化

横タッチと縦タッチで描くときは、基本的には平筆を使用します。 平筆を使用すると、タッチの幅を均一にそろえることができるので、面が塗りやすいのです。 近いものは太い平筆を使い、絵具を厚く強く置きます。遠くのものは、細い平筆で小さい面を置いて ...
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風景画の描き方 その21 斜めタッチで立体感を

水平面(明るい 横タッチ)と垂直面(暗い 縦タッチ)で画面構成をしてきましたが、さらに斜め タッチ(明暗)を加えると、具体的な要素の立体感を増すことができます。 山の場合 山の稜線は明と暗とに分かれる。暗部に強い斜めのタッチを置くと、立体感...
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風景画の描き方 その20 横タッチは明 縦タッチは暗

風景画は大づかみにとらえると、水平面の横タッチと垂直面の縦タッチから成り立っていることが前項で理解できるでしょう。水平面である地面は太陽の光を受けて明るい面になります。空も空間の広がりや空気の流れを表すため横タッチです。地面を暗い茶色やグレ...
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風景画の描き方 その19 風景画の基本 横タッチ縦タッチ

初心者が間違いやすい描き方のタッチ。川や道をその流れに沿ったタッチで描く、あるいは海岸の岩のある場所で波の形を見て、その通りに描いてしまった。これは思い込みです。これが折角の絵を台無しにしているのです。おだやかな川や湖などの水面は水平に保っ...
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風景画の描き方 その18 固有色と基調色(2)

固有色は対象物のそのもの色ですから、そのまま描けばよい。しかし絵として成立させていくには基調色と言われる、影の色とか統一感を感じる色とかが重要である。基調色のレッスン方法として、単色(暖色系、寒色系)で画面に描き出しすると、簡単に基調色を持...
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風景画の描き方 その17 固有色と基調色(1)

描く対象をそのままの色で個々に再現しても、統一感のある画面作りはできません。固有色とは、リンゴの赤、レモンの黄、ブドウの緑など、それぞれが持っている色を言います。絵を描く時は、固有色をうまく絵具の色に置き換えて表すのが基本ですが、固有色だけ...
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風景画の描き方 その16 空気遠近法

空気遠近法とは大気が持つ性質を使用した空間表現法です。戸外で風景を眺めていると、遠景に向かうほどに対象物は青味がかって見え、又同時に遠景ほど輪郭線が不明瞭になり、対象物がかすんで見えます。こうした特質を使用して空気遠近法では遠景にあるものほ...
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風景画の描き方 その15 風景画は中景がポイント

風景画は見えない空間を描く絵です。遠近感を表現することは風景画の基本です。そのため、遠近感を効果的に描くためには、ちょっとオーバーなくらいの距離感の演出が必要です。今までにも何度も出てきた遠近法の遠景、中景、近景と言う言葉、この3つの距離感...