2014-05

静物画の描き方

静物画の描き方 その2 静物画の大事なこと

絵画の中で静物画は代表的なものとして見られます。静物画は大事なのは静物画の中に描かれているモノを見るだけでなく、そのモノとモノの間の空間を見ることです。つまり、奥行き、床に傾きを見ることである。これは人物画と違って静物画は特に大事にしていか...
静物画の描き方

静物画の描き方 その1 制作手順の一例(2)

荒描き 素描が乾いたら、例えばシェンナやアンバーで大きな陰影をつけます。 溶き油はサンシックンドリンシードオイルをテレピンで薄く希釈して使用します。 次は太い筆で大まかな色を塗っていきます。 筆は豚毛の丸筆だいいでしょう。 溶き油はテレピン...
静物画の描き方

静物画の描き方 その1 制作手順の一例(1)

パネル作り  シナ合板でパネルを作り、亜麻の生地キャンバスを膠液でのり付けして、支持体とする。 生地キャンバスとはまだ地塗りや膠引きがされていない状態の画布のことです。 例えばクレサンの亜麻生地キャンバス麻、中細目    ホルベインの板絵用...
風景画の描き方

風景画の描き方 その24 仕上げの一筆

画竜(がりょう)点睛を欠く。It lacks finising touches. もっとも重要なところに手を入れて、全体を生き生きとさせること。 ほとんど完成しているが、肝心なところが抜けているために全体がダメになっている。これがなかなか難...
風景画の描き方

風景画の描き方 風景画の画面作り

風景画の画面作りのコツ、醍醐味は除く、加える、移動する、強調する、です。風景画は場所選びが大変です。いい風景やおもしろい構図が見つかっても、邪魔になる電信棒や建物などがあって、悩んでしまう場合があります。その場合は邪魔なものを除きましょう。...
風景画の描き方

風景画の描き方 その22 タッチの変化

横タッチと縦タッチで描くときは、基本的には平筆を使用します。 平筆を使用すると、タッチの幅を均一にそろえることができるので、面が塗りやすいのです。 近いものは太い平筆を使い、絵具を厚く強く置きます。遠くのものは、細い平筆で小さい面を置いて ...
風景画の描き方

風景画の描き方 その21 斜めタッチで立体感を

水平面(明るい 横タッチ)と垂直面(暗い 縦タッチ)で画面構成をしてきましたが、さらに斜め タッチ(明暗)を加えると、具体的な要素の立体感を増すことができます。 山の場合 山の稜線は明と暗とに分かれる。暗部に強い斜めのタッチを置くと、立体感...
風景画の描き方

風景画の描き方 その20 横タッチは明 縦タッチは暗

風景画は大づかみにとらえると、水平面の横タッチと垂直面の縦タッチから成り立っていることが前項で理解できるでしょう。水平面である地面は太陽の光を受けて明るい面になります。空も空間の広がりや空気の流れを表すため横タッチです。地面を暗い茶色やグレ...
風景画の描き方

風景画の描き方 その19 風景画の基本 横タッチ縦タッチ

初心者が間違いやすい描き方のタッチ。川や道をその流れに沿ったタッチで描く、あるいは海岸の岩のある場所で波の形を見て、その通りに描いてしまった。これは思い込みです。これが折角の絵を台無しにしているのです。おだやかな川や湖などの水面は水平に保っ...
風景画の描き方

風景画の描き方 その18 固有色と基調色(2)

固有色は対象物のそのもの色ですから、そのまま描けばよい。しかし絵として成立させていくには基調色と言われる、影の色とか統一感を感じる色とかが重要である。基調色のレッスン方法として、単色(暖色系、寒色系)で画面に描き出しすると、簡単に基調色を持...