横タッチと縦タッチで描くときは、基本的には平筆を使用します。 平筆を使用すると、タッチの幅を均一にそろえることができるので、面が塗りやすいのです。 近いものは太い平筆を使い、絵具を厚く強く置きます。遠くのものは、細い平筆で小さい面を置いて 弱めていきます。 一番遠いものは、タッチがあまり見えないように描きます。 タッチの変化 1、筆の太さ 太い、細い 2、筆の種類 硬い、柔らかい 豚毛平筆はタッチが残る、デザイン用平筆はタッチが残らない 3、筆につける絵具の量 多い、少ない 多ければ絵具が盛り上がり、少なければ絵具がかすれる 4、絵具に加える溶き湯の量 多い、少ない
筆使いによるタッチの種類 1、止め描きタッチ 筆のタッチを短く止めるように置いて描く。このタッチで小さな面を描くと、立体感が表現 できる。建物、かたまり状に見える木の葉、岩の面などに使う。 2、引き描きタッチ 筆のタッチを長く引いて描く、明と暗の色を1本の筆に付けて引くと、木の幹などの丸みや 立体感が表現できる。長細いものや、ものの輪郭部分に使う。 3、擦り描きタッチ 画面に筆を擦りつけるように描く。タッチにグラデーションをつけて、筆跡をなるべく残さない ようにする表現法。広い水面や、遠くのものなどに使う。