風景画の描き方 その3 風景画用の画材(筆とナイフ)

凸凹のあるキャンバスに力強く描くには硬くて腰のある豚毛の筆が最適です。
細い部分や細い線を描く時は、日本画用の面相筆を使います。但し柔らかくて腰のしっかりしたものを
選びます。
ペンチングナイフはひし型の刃先をしたものが使い易い。
描画用には刃の長さが3cm前後のものがよい。
地塗り用には7cm程度の大きめのものを用意しましょう。
筆の大きさの大体の基準は例えば8号くらいのキャンバスに描くのであれば筆も8号くらいが丁度いい。
油絵具で絵を描く場合は筆で描くことにこだわる必要はない。ナイフで描いてもよい。
他にも指も立派な筆です。粘土細工用の木のナイフもおもしろい。
画面の質感を出すために色々なものに挑戦してみましょう。
油絵をやっていて最初に失敗するのが筆の後始末です。
しっかり洗わないと、1回使用しただけで、ダメになります。洗い方がよければ何年ももちます。
筆洗器と市販の筆洗液(ブラシクリーナー 石油系)、せっけん、ボロ布を準備します。
筆に付いた絵具はまずは新聞紙又はチリ紙、布などでよく拭き取ります。
次に、筆洗器の中にブラシクリーナーを入れて、筆洗器の底をたたくようによく洗います。
この段階では筆の中の絵具は取れていません。よく拭いて油を取ります。
そして石鹸をつけてぬるま湯で手でしごいて洗います。
最後に布でよく拭いて穂先を揃えます。

2014年5月8日 風景画の描き方 その3 風景画用の画材(筆とナイフ) はコメントを受け付けていません 風景画の描き方