風景画の描き方 その8 中間色

風景画を描く場合、木の葉や夕景の表現に黄緑や橙をたくさん使用しますので中間色があると色作り が楽になります。 鮮やか過ぎるので必ず他の色を加えて使用しましょう。 パーマネントグリーンペール 誠に使いかってによい緑色です。 樹木の表現に欠かせない色ですが、単色で大量に使うことは危険です。 緑が生っぽく、実在感がないものに見えて絵が軽くなってしまう危険性があります。 そこで他の絵具と混色して自然な緑を作り、四季の変化に伴う葉っぱの表現に対応させる。   春色(若葉)--黄系と混色して   夏色(青葉)--青系と混色して   秋色(紅葉)--赤系と混色して 木の一生も描き分けられます。春から夏、秋へと移り変わる色合いです。   パーマネントグリーンペール+レモンイエロー  =春   パーマネントグリーンペール+セルリアンブルー =夏   パーマネントグリーンペール+バーミリオン   =秋

パーマネントオレンジ あたたかさの演出に便利な色です。 紅葉や夕景に使います。混色やつなぎにも使用してもよい。 夕景では黄系と赤系の絵具の間に置いてつなぎの色として使う。 黄系、赤系、緑系に少量加えて、絵具の色の微調整に使う。   パーマネントオレンジ+ピリジャン(落ち着いた緑色) 茶系との混色、配色に適している。

2014年5月11日 風景画の描き方 その8 中間色 はコメントを受け付けていません 風景画の描き方