11)風景画の描き方 その13 天候と場所

風景を描くには晴れが一番と思われがちですが、実は写生に最適な天候は曇りです。 曇りの日に野外で描くと、光の変化が比較的に少なく、長時間制作ができます。 もちろん曇り空を青空に変えて描いてもかまいません。 そこで気をつけたいのは、空を青く塗るだけでは晴天の絵にならないということです。 晴れと曇りの違いを空の青さの程度だけでなく、画面全体の明るさ暗さや色調のコントラストの差で表す のがコツです。 晴れの日はコントラストが強いので空を明るくするだけではダメです。遠景はホワイトを混ぜて遠景の建物 などのシルエットを浮き出させる。はっきり見えるのでブルーを加えてやや立体的に描く。 暗い幹などは幹の奥を明るい色にして、明暗のコントラストを強くする。 曇りの日はコントラストが弱い。空をグレーにするだけではダメです。 遠景の建物などは立体感を付けず、ややあいまいにして、青味も弱くする。 暗い幹なども明暗さを付けないようにする。

場所 折角スケッチにいくのだから、その場所がどこであるかわかる絵にしたいものです。 描きたい場所に見られる特徴や、持ち味を生かした構図を考えて写生するとよい。 又、同じ場所を何度も描くことを推奨します。 同じ場所ではあっても、季節や天候によって全く違った風景に見えます。構図の取り方、彩色の仕方、 質感などが変わりますので、勉強になります。

2014年5月15日 11)風景画の描き方 その13 天候と場所 はコメントを受け付けていません。 新着