15)19-20世紀の美術運動 その11 シュールレアリズム

その11 シュールレアリズム

1924年 シュールレアリズムはアンドレブルトンのシュールレアリズム宣言によって始まった芸術 運動である。 シュールレアリズム的な表現はジョルジョデキリコの作品に見ることができる。 彼の絵は形而上絵画と呼ばれている。そののちシュールレアリズムが正式に誕生する。 シュールレアリズム提唱者のブルトンの宣言の定義は、シュールレアリズムとは理性による支配をまったく 受けず、あらゆる美学や道徳的な先入観の外側で記述された思考である、といったことが記されている。 その時代背景はダダイズムの運動(1910年代半ばに起こった芸術思想、運動のこと。第1次世界大戦 に対する抵抗やそれによってもたらされた虚無を根底に持っており、既成の秩序や常識に対する否定、攻撃 破壊といった思想を特徴とする、) によってそれまでの既成の美の観念が否定と破壊にさらされていた。 その運動の後を引き継ぐように新しい美学を提唱するのがシュールレアリズムであった。 ダダイズムによって既成の権威が破壊されていく中、芸術の探求領域は無意識の世界に進むことになる。 そこに無意識の学説を提唱したフロイトの深層心理学の影響は大きい。 1920年代にシュールレアリズム絵画は大きく2つの様式に分かれる。 1つは、サルバドールダリなどに見られる厳密な写実主義による不条理性の表現、幻想的、幻想的世界の イメージ。この様式は現代でも様々な広告、映像などに取り入れられている。 2つ目はジョアンミロなどによるもの、オートマティスムの手法を使った感情的感情世界の抽象的な イメージである。その後の抽象絵画に大きな影響を与えた。

2014年7月24日 15)19-20世紀の美術運動 その11 シュールレアリズム はコメントを受け付けていません。 新着