12)静物画の描き方 その7 セザンヌは静物画が得意だった

ポールセザンヌは印象派ではありますが、そのまま情景を描いたわけではありません。
自然の中に幾何学を見つけ出し、それを表現しようと追求していた画家でした。
特にセザンヌが得意とした絵画は静物画で、独特な手法を取り入れています。
長方形の筆使い
セザンヌの絵画の特徴に筆使いがあります。色を塗っている部分を良く見ると、ひとつひとつの筆
使いが長方形に近い形で塗られています。
その長方形を並べて建物や、木が構成されています。
このように長方形に描くことで、絵に統一感を出しています。
幾何学的な構成
自然の中に幾何学的な配置を見付け出そうとしたセザンヌの手法は描かれているものの配置は
かなり計算されています。
セザンヌが近代絵画の父と呼ばれている理由の1つがこの構成方法なのです。
描かれているものの配置はパッと見ただけではわかりにくいですが、丸、三角、円錐、円柱になるよう
丁寧に配置されているのです。
この幾何学的な構成は20世紀になってピカソにも強く影響を与えました。
リンゴと山
セザンヌはリンゴと山の絵を多く描いています。
特にリンゴはひんぱんに題材にもなっていて、60点以上もの絵として残っています。
また、山の絵は晩年に多く描かれていて、こちらも40点以上、絵が残っています。
リンゴも山も平面的に見える色の塗り方が色によって、わずかな立体感を出しています。

2014年6月9日 12)静物画の描き方 その7 セザンヌは静物画が得意だった はコメントを受け付けていません。 新着