11)風景画の描き方 その14 風景画の要素

風景画は空、地面、山、水、木、建物の6つの要素から成り立っています。
描きたいテーマによって、そのテーマを中心に描くのが変わってくるのは当然でしょう。
絵の中の全てのものを均一に描くと、焦点のないごちゃごちゃした感じになてしまいます。
重要なのは上記6つの要素の配役です。
主役は、脇役は、つなぎ役は、と言う風に考えながら配置し、描くのです。
主役は固有色で細部までもしっかり描く。
脇役は主役を引き立たせるために、控えめに描く。
つなぎ役は背景の森とか、草原とか、空と雲とか、流れのある川とか道。主役を引き立たせて
脇役とジョイントする役目である。
風景画を描く場合は画面の中に遠近中という構成を意識して、そのどの部分を主役としてまとめ
上げていくか、極めて重要で、あらかじめ見極めてから制作を行う必要がある。
景色にはそれぞれ、遠近中、どこにポイントをおいて描くかによって出来る絵がある。
風景には様々な要素があります。ただ草花を描くとか、動物だけを描く、といった場合より困難
を感じることが多い。
なぜなら風景とは異なった多くの要素が集まって出来ているからです。
風景の写生は簡単な場所から初め、徐徐に複雑な場所を描く。最初から難しいものに挑戦しても
結局、自分の力不足を感じることになって、モチベーションが下がることになる。
主役、脇役、つなぎ役がはっきり分かる単純な風景から入っていくべきである。
その修練の多さが、やがて複雑な風景でも、何が描きたいか主役は何かが分かる画面構成ができる
ようになる。

2014年5月19日 11)風景画の描き方 その14 風景画の要素 はコメントを受け付けていません。 新着