風景画の描き方 その5 青色の使い方

ブルーという色は、明度は低くても彩度の高い鮮やかさを持った色相です。
青い絵具は種類が多いのですが、風景画でよく使われるのは次の3色です。
コバルトブルー
海の色を表現する場合、コバルトブルーは魅力的な色です。
青の中に深みのある青を作る場合はウルトラマリンディープを混ぜます。
空の色に使ってもおもしろい。高く晴れ渡った感じの表現ができます。
ウルトラマリンディープ
海の色を表す青、コバルトブルーやピリジャンと混色すると、海の段階的な深さを示す階調をつくる
ことができます。
セルリアンブルー
空の変化とつなぎに便利な青色です。
白と混ぜて基調となる空を作り、他の色を加えて変化をつけると、季節、天候、時刻に自在にに
対応できる。
空と海、空と木々、又は山々とつなぎの色として便利です。
但し、コバルトブルーやセルリアンブルーは絵具の中でも価格が高い方に属します。(ほるべいん E)
影の色を作る
濃い青と寒色系の赤を混色してできた暗い紫は白と混ぜると色合いがはっきりします。
この紫を陰影の色として使うと印象派風の作品ができます。
陰影に青や紫を使うとおもしろいでしょう。
ウルトラマリンディープ+クリムソンレーキ+ホワイト
コバルトブルー+クリムソンレーキ+ホワイト

2014年5月11日 風景画の描き方 その5 青色の使い方 はコメントを受け付けていません 風景画の描き方