絵の勉強は高い山に登るがごとし

絵を描くことは本当に楽しいことです。
しかし、長く続けていくと、楽しいことばかりではありません。辛いこともいっぱいあります。
もう止めようと思うこともあるでしょう。
それは山に登るのと同じです。最初は体に負担が少ないですから、風景や木々や、あるいは野鳥や花などを見る余裕
がありますから楽しいです。爽快さがあります。
やがて登山道は角度を増し、体にこたえてきます。汗をいっぱいかきます。心肺機能がフル回転して、だんだん辛くなります。
風景なんか見ている余裕はなくなります。辛く辛く厳しい道程に耐えて、ただひたすら耐えて歩きます。
そしてやがて山の頂に至る。あたりを見渡すとまさにそこは絶景、言葉もなく感動します。
自らの足で登った人だけに与えられるごほうびです。疲れや、辛さが一瞬に吹き飛びます。達成感と満足感で感動するのです。
絵の勉強も同じです。勉強することにより、次々と興味が広がり、新しい世界が見えてきます、
最初は好奇心と多少ある絵心で絵を描きはじめる。人よりはうまいと言われて、描いている内にさらに絵を描く力が上昇
します。
そんなときに他の人の絵や美術展などの作品を見て、愕然とします。自分よりうまい人がこの世にいっぱいいることを知って。
それもとてつもなく、自分の技量をはるかに超えた上手い人がいっぱい。
打ちのめさせられます。ここで絵を続けるか、己の下手加減を知って、きっぱり止めるか。上るか下山するかです。
しかし、やっぱり好きだから、と絵を続けます。本格的に勉強します。デッサンから構図や色や技法について基礎から勉強します。
辛い辛い毎日です。モチベーションがどんどん下がってきます。描いた絵は評価されることなく、おもしろくもない作品ばかり
です。
こんなときは1度絵から離れて、一定の期間を置くのもいいでしょう、休憩の時間です。
絵の勉強は客観的に自分の絵を見る力も大事です。
自分らしい個性のある絵は大変重要ですが、ひとりよがりで人から無視されるような絵ではおもしろくありません。
一息ついたら、歯を食いしばって先に進みます。やがて自分の本当の自分の絵が見えてきます、評価の数も増えてきて、
充足感を感じるようになります。そこが最初の頂です。
そこから又新たな挑戦がはじまります。挑戦は果てしなく続きます。

2014年2月15日 絵の勉強は高い山に登るがごとし はコメントを受け付けていません。 絵を描く楽しさ