静物画の描き方 その6 静物画の基本は三角構図

静物画といえば、一般的にセザンヌでしょうか。オランダの静物画、フランスのシャルダン、マチス もいい、ピカソもいい静物画があります。 静物画はもともと豊作を表すのでしょうか、獲物や収穫物が描かれてきました。 西洋の静物画は鳥やウサギの死骸や肉が生々しく描かれています。 その点、東洋の静物画は花や、野菜、果物がほとんどで、やはり日本人は東洋の絵のほうが向いている。

静物画を描く場合も風景画と全く同じです。 横軸が肝心で、背景と舞台。この舞台の上に色々なものがあるあるという構造を捉えることが大切です。 風景のように上から見るように描く方が、見る人に新鮮に映るでしょう。 次は構図、構図はとにかく三角構図、これが基本です。 まず安定していて、その中に流れがあるように作ります。 静物画はモチーフを置く、最初のレイアウトがすごく重要です。 これもピラミッドに置けばいいわけですから、そんなに悩むことはありません。 たくさん描かなければ話になりません。 そして感動です。描く喜び。 この感動と喜びの前に上手い、下手もありません。 この気持さえ忘れなければ、全ての絵画は美しい。 反対に、感動もない、喜びもない、ただ上手いだけの絵は不要です。

2014年6月9日 静物画の描き方 その6 静物画の基本は三角構図 はコメントを受け付けていません 静物画の描き方