静物画の描き方 その2 静物画の大事なこと

絵画の中で静物画は代表的なものとして見られます。
静物画は大事なのは静物画の中に描かれているモノを見るだけでなく、そのモノとモノの間の
空間を見ることです。
つまり、奥行き、床に傾きを見ることである。これは人物画と違って静物画は特に大事にして
いかねばならないことです。
静物画に奥行きや、立体感を持たせるにはやはり、スクリーンに入るモノをしっかり描くこと
そしてそのモノの影をしっかり描くことです。
それが描けてから、奥行きや立体感まで感じられるレベルまで成長する。
油絵としての静物画は具象画や抽象画など、様々な分野に分かれるが、この際の具象画で重要
なことは、どこまで色味が見えるか、その色味を表現できるかです。
具象画ではデッサンと同じく、奥行きも大切だが、その場の雰囲気を表すことも大事である。
どこにどのような色を置くかによって、全体の雰囲気が違ってくる。色を選ぶときは慎重に
選ばなければならない。
形は抽象画の場合、簡素化するだけでなく変形したり、独自の見方によって想像もつかないような
形になることもある。
その際はモノから感じることが重要視される。
つまり感受性がもっとも必要とされる。
合わせてバランスも全体的な雰囲気作りを担っている。
それが作者の作風に繋がっていく。

2014年5月30日 静物画の描き方 その2 静物画の大事なこと はコメントを受け付けていません 静物画の描き方