色の知識その1 色と名称(透明性、不透明性)

油絵具の性質として、透明性が高い絵具、とか低い絵具とかか、よく言われている。
知識として知っておくと便利である。
油絵具は乾性油が空気中の酸素と結合して固化する。
油絵具の酸化による硬化を一般的に乾燥と呼ぶ。
乾燥時間が水彩絵具より長く、数日間を要する。
透明性とは透明な性質のことであり、不透明性とは不透明な性質のことである。
油絵具は乾性油の屈折率の高さから、大体において透明性が高い。
しかし透明水彩絵具とは透明性の原理が異なるために同一ではない。
透明性の高い絵具の顔料はアリザリンレーキなどのレーキ顔料、アントラキノン、フタロシアニン、
キナクリドン、などの有機顔料がある。
有機顔料は基本的に透明性が高く、オーレオリン、ピリジャン、マンガン青、合成ウルトラマリン
などもある。
又、透明色に不透明の白色を混合すれば不透明色となる。
不透明性の顔料としては、バーミリオン、カドミュームレッド、カドミュームイエロー、
コバルトターコイズ、セルリアンブルー、チタニュームホワイト、などがある。
油絵具の黄変性について
市販のチューブ入り油絵具で、比較的に安価なものは乾燥にしたがって、絵具が黄味、赤味になる
ものがある。
白色などの明るい色は大体は芥子油などを乾性油として作られている。
但し芥子油は黄変性は弱いが乾燥が遅く、塗膜が比較的に弱い、
もう1つ、亜麻仁油を乾性油とする絵具は黄変性が強い。しかし乾燥が速く、堅牢な塗膜をつくる。

2014年3月20日 色の知識その1 色と名称(透明性、不透明性) はコメントを受け付けていません。 色の知識