色の知識その1 色と名称(名称と意味)

油絵具は基本的に赤、青、黄色の3原色に白を含めた4色があればほとんどの色が作れます。 又、その4色のみでパレット上で好みの色を作って作品を作っている画家もいます。

一般的には原色、混色、合わせて200種類以上の色の種類からモチーフに合った、又は 自らの感性や好みで選択して描くことになります。

とてもここでは全ての色の紹介はできませんが、代表的な色のみを紹介します。 ここのあげる代表的な色を知って、徐徐にその前後の色も覚えて、使い方を勉強して欲しい。 絵具は赤系統のものが最も多く、緑系統がそれに続きます。

赤系統
クリムソンレーキ:青みの強い透明な淡紅色
カドミュームレッド:明度彩度が強い、不透明な色
バーミリオン:朱色、日光が当たると黒ずむ、硫化水銀でできている、価格高い

紫系統
コバルトバイオレット:コバルトを使った透明な赤味のある紫色、価格高い
ミネラルバイオレット:鉱物性の紫、燐酸マンガンを使用、毒性あり

黄系統
パーマネントイエロー:普通の黄色、耐光性高い、価格安い
カドミュームイエロー:硫化カドミュームからできている

青系統
コバルトブルー:アルミン酸コバルトが主成分、丈夫な色、価格少し高め
セルリアンブルー:紫味のない空色、錫酸コバルトからできている、丈夫な色、高い

緑系統
ピリジャン:透明で鮮やかな冷たい緑色
コバルトグリーン:青みのある半透明な色、酸化コバルト、酸化亜鉛からできている

茶系統
ローアンバー:緑かかったこげ茶色
バーントシェンナ:赤味かかった透明な茶色

白系統
パーマネントホワイト:従来のホワイトの毒性や混色制限を改善した色

黒系統
アイボリーブラック:着色力の強い暖色系の赤味の黒、乾燥遅い

2014年3月20日 色の知識その1 色と名称(名称と意味) はコメントを受け付けていません 色の知識