油絵の技法 その12 着色グラウンド タッピング インパスト

着色グラウンド
キャンバスに下地の色を塗って、下地の色を残しながら描く技法。
タッピング
スポンジや筆以外の物に絵具を付けてタップしながら描く方法。
又は、絵具をたくさん作り、筆に油を少量付けて、叩いて、ぼかしを作る技法。
部分的にタッピングして複雑な効果をねらいます。
インパスト
厚塗りのことです。絵具を油で薄めないで、厚く盛り上げるように塗る方法です。
力強くはっきりした色が出ます。
油絵の画法の中では代表的な技法です。
厚塗りですが、筆で描く方法とナイフで描く方法とがあります。印象がかなり異なります。
14-15世紀の油絵は薄塗りで色を重ねていく技法が中心であった。
19世紀頃から絵具のチューブが商品化して色数が増加して、厚塗りが積極的に行われるように
なった。
グルーズ(薄塗り)やスタンブル(ぼかし)に対する言葉である。
インパストの効果として、タッチの凸凹が浮き上がり、レリーフ状の効果を出す。
タッチの流れが画面の構成や空間をイメージさせる。
ゴッホのひまわりのある静物は樹脂の多いとき油を使い、粘りの強いタッチで描いている。
インパストの問題点は亀裂と皺が出易いことである。
揮発性油、シッカチフの多用、未乾燥下での重ね描きはしないことが必要です。

2014年4月16日 油絵の技法 その12 着色グラウンド タッピング インパスト はコメントを受け付けていません。 油絵の技法