油絵の技法 その11 アラプリマ

アラプリマはイタリア語です。
あらかじめ作られた下地の上に透明な絵具を何層も塗り重ねて仕上げていく古典的な、
伝統的な方法と異なり、油絵具を地塗りなしに直接画面に塗りこんでいく方法をアラプリマと
言います。
画家が自由に色を画面に置いていく方法で筆のタッチや絵具の盛り上がりなどを画面効果として
生かす方法です。
絵画に自然らしさを求めた印象派の画家が採用した19世紀後半から筆も柔らかいものから
硬い豚毛の太筆が使用されるようになった。
1983年から1994年にかけてのアメリカBBSテレビの番組ポブの絵画教室は稀有な
長寿番組であった。このポブ(ポブロス)は古典的なアラプリマ画法を改良を重ねて、
ポブロス画法という画法を考案した。
未乾燥の塗膜に描写する方法やぼかし込みの多用、油分の多い絵具を下塗りすることによって
短時間に仕上げることができるようにした。
筆やナイフの特徴的な使用により今まで描いたことがない人でも油絵が描けるようにした
ポブロスの功績は大きい。
ポブの絵画教室は日本でも1990年後半からNHK-BSで放送され人気を集めた。他にも
メキシコ、韓国、台湾、イギリス、ドイツ、オランダ、トルコのテレビでも放送された。
現在普及しているアクリル絵具のジェッソを下塗りに使った方法はロスの考案である。

2014年4月10日 油絵の技法 その11 アラプリマ はコメントを受け付けていません。 油絵の技法