風景画の描き方 その2 風景画用の画材(絵具)

油絵具は大変多くのメーカーからたくさん市販されています。国産、外国産を含めて。
又毎年のようにメーカーの競争により新しい発色のよい絵具が発表されています。
一般的な絵具は(一概には言えないかも)クサカベ、ホルベイン、マツダ、ウインザー&ニュートン。
他にもヴェルネ、レンブラント、ギルド、ルネッサンス、ジョージアン、ヴァンゴッフォなどがあります。
それぞれに特徴はあるのですが、画域の広がりとともに絵具に対する要求の好みも出てきますので、
その都度、違うメーカーのものを使うのも、おもしろさが出ると思います。
風景画の基本的な絵具の色が特別決まっているわけではありません。が大体において絵具の12色セット
に、セルリアンブルー(青)、ブライトレッド(赤)、パーマネントオレンジ(橙)、オーレオリン(黄)、
レモンイエロー(黄)の5色は揃えておきたい。
溶き油ですが、チューブから直接出して溶き油で溶かずにそのまま描いても問題はありません。
溶き油で溶いて塗ると塗りやすくなります。
溶き油も各種あります。
ペンチングオイル(調合済みの溶き油、テレピン、リンシードオイル等を含む)がお薦めです。
地塗りの乾きを早くしたい時はペトロールで溶きます。
描き始めはテレピン(ターベンタイン)がよい。筆さばきがよくなる。
描画中はリンシードオイルをペンチングオイルに加えるのもいいでしょう。豊かなつやが得られます。
野外写生用には速乾性メディウムを使います。ナイフで絵具に混ぜて使います。
ペンチングメディウムゼリー、ラビットメディウム、ストロングメディウムグリスなどがあります。

2014年5月8日 風景画の描き方 その2 風景画用の画材(絵具) はコメントを受け付けていません 風景画の描き方