風景画の描き方 その9 茶色の使い方

茶色は基本的には単独で使用しなくて、混色に使用し、他の色を抑える役割をします。
茶色を作る場合は 赤+黒+黄です。
青味かかった茶色が欲しいときは 赤+青+黄です。
混ぜる割合は黄5+赤3+黒1くらいがいいでしょう。
黒の発色が強いので注意しましょう。
これに白を混ぜればこげ茶色になります。
市販の絵具に使い勝手のいい2色の茶色があります。
バーントシェンナ
バーントシェンナは赤の代わりになります。
赤系の茶色です。テレピンで薄めて下描きや下塗りにも用いる。シルバーホワイトに混ぜて、あたたかい
色の地塗りにも役立つ。単色で赤の代役になり、赤などを混ぜて強すぎる色を抑える効果がある。
使い方の例題としては
バーントシェンナ+ブライトレッド 落ち着いた赤になる。
赤系クリムソンレーキ+少量のバーントシェンナ    自然な色になる
青系コバルトブルー +少量のバーントシェンナ
黄系パーマネントイエローライト+少量のバーントシェンナ
緑系パーマネントグリーンペール+少量のバーントシェンナ
バーントアンバー
バーントシェンナより深い褐色で、同じように下描きや下塗りに適している。
青系と混ぜて、より深く暗い部分の抑え色として用いる。
木の幹などの陰の部分は、黒を使わずに青系との混色を使用するのがコツ。色味が豊かになる。
バーントアンバー+ウルトラマリンディープ

2014年5月15日 風景画の描き方 その9 茶色の使い方 はコメントを受け付けていません 風景画の描き方