デッサンと形(造形)その6 静物デッサン

静物デッサンは一般的に室内で行うことが多いです。
イーゼルを立てて、そこに画用紙を置いて描きます。
その時、対象のモチーフと位置関係を一定に保ちましょう。
画用紙の中心が、視線に対して直角となる(基本は)ようにイーゼルの高さや角度を調節します。
画用紙の位置は自分の手をいっぱい伸ばしたところに置きましょう。
モチーフは最初はいくつも置かないで、1つの単体のもの、例えばコップ、花瓶、茶碗、コーヒー缶など
身近にあるもの何でもいいです。
描く順序ですが、まづは構図を決めましょう。コップの場合、真横から見るのか、斜め上から見るか、
あるいは見上げて見るか。色々な角度で見て見ましょう。そして自分の好きな角度を見つけます。
そして大体の輪郭を柔らかい鉛筆で薄くあたりをつけましょう。描いていったらモチーフの1部が画用紙から
はみ出さないようにしましょう。オサマリを念頭において大雑把に描きます。
次に明暗を入れながらボリューム感を出していきます。影をしっかり描きます。細部にもこだわりましょう。
そして少し硬い鉛筆(2Hくらい)で筆圧をあげて、強く明暗を入れながら形を整えていきます。
さらに明暗やボリューム感だけでなく質感の違いも描き分けることが大事です。
例えば陶器のコップとガラスのコップ、ミカンとリンゴ、のように質感の違いがあります。
明暗だけですと同じようになってしまいますので、鉛筆のタッチで描き分ける練習もしておきましょう。

2014年2月28日 デッサンと形(造形)その6 静物デッサン はコメントを受け付けていません デッサンと形