デッサンと形(造形)その9 人物画デッサン

石膏デッサンより、さらに難しくなります。
解剖学を習得していても、なかなか手ごたえがあります。
いかにモチーフとしっかり対峙して、立ち向かっていく姿勢が大事です。
正確に緻密に写し取っていく作業となります。
人間の体は全体像の場合は、その大きさ、長さは一定の比率があります。例えば日本人は7頭身、
欧州人は8等身というように。特に顔のパーツ、頭髪、ひたい、眉毛、目、鼻、頬、耳、口、首などは
人種によって、人によって違いはありますが、大体の位置関係の比率は決まっています。
また男女によっても異なります。男女の違いもしっかり勉強しておかねばなりません。
女性は顔が丸い、男性は平たい。女性は顔が小さく、男性は角張っている。女性は鼻が反り返っている、
男性は鼻筋が通っている。女性は首が細く、男性は太い、など。
解剖学の知識はこうしたところで生きてきます。
人間の眼は極めて正確であることを念頭においておいてください。
デッサンは着彩しません、明暗のみで人体を表現します。パース(遠近法、透視法)も駆逐しながら、
人体をよく観察して描きこみ、練習していきましょう。
モデルが着衣の場合はその衣装もモチーフとなります。衣装の質感、ボリューム感も描きこみますが
人体の顔や手足が脇役にならないよう、全体の調子を抑え気味にします。
衣装のデザインや模様は描きすぎないようにすることも必要です。

2014年3月1日 デッサンと形(造形)その9 人物画デッサン はコメントを受け付けていません。 デッサンと形