油絵の画材その10 キャンバス(3)

ロールキャンバス
一般的にキャンバスは画布がロール状に巻いて売っているものと、張りキャンバス、といって
すでに木枠に画布が張ってあるものとあります。
ロールキャンバスは自分でキャンバスを作る場合のものです。
最近は張りキャンバスの種類も豊富に出回っていますので、自分の手間を省いて張りキャンバス
を使う人が多くなっています。
もちろんロールキャンバスを買って自分で作る方が、絵描きにとっては安くなります。
ロールキャンバスの大きさは幅が140センチ、170センチ、200センチとあります。
長さは大体が5m、10mのものがあり、これが巻いてあるわけです。
これを必要とする大きさに裁断して使います。
裁断には歩戸止まりを考えながら行わなくてはなりません。切れ端をなるべく少なくすることです。
ネットでキャンバス裁断参考表のような資料がありますのでこれを見ながら裁断するといいでしょう。
ロールキャンバスには荒目、中荒目、中目、中細目、細目などがあり、厚みも色々あります。
大作用(50,80,100,150号)にはなるべく厚めで荒目のものが必要です。
キャンバスを作るためには木枠も準備します。木枠は米杉材がよく使われます。
杉の集成材や南洋桐と言われているファルカタ材などもあります。
又キャンバスを張るための道具として専用プライヤーとハンマーが要ります。
キャンバスを止めるものとしてキャンバスタックス(鋲)があります。
張り方はネットなどで多くのマニュアルがでていますので写真を見ながらやってみてください。

2014年3月15日 油絵の画材その10 キャンバス(3) はコメントを受け付けていません 油絵の画材