油絵の画材その6 油絵用の筆(形状別の種類)

1、フラット   平筆の基本型 面塗りや線描き。  2、フィルバート 平筆 面塗りや描き込みに使用する。線は柔らかくなる。   3、スラント   平筆 アングルともいい、斜めにカットされた筆 ,直線描きやエッジを使った線描きに使用される。  4、ブライト   平筆 毛先が短い、力強い直線に使用する。 5、ラウンド   丸筆の基本形 線描きや細部を描く時に使用する。  6、ファン    扇形 毛先が扇形で草や動物の毛並みを描く時に使用する。           又、ぼかしやグラッシ画法に使う。  7、スプリクト  穂先が長く細密画やサインする時に使用する。         画材屋さんには非常に多くの筆が並んでいます。選択するときに迷いますが、 とりあえず選ぶとすれば  豚毛の平筆(フラットとフィルバートを混ぜる)4,6,8,10,12号くらい  軟毛(馬、狸、コリンスキーなど)の平筆4,6号あたり。 あるいはセットで10本セットのように売っているものもありますので、 それでもいいでしょう。 描いている内に色々欲しくなってきますので、その都度付け加えていくといいでしょう。

ここで筆の手入れの方法を述べておきます。 描き終った後の筆の手入れは大変重要です。手入れを怠りますと、すぐに穂先がカチカチになって、 使えなくなります。最初に失敗する人が多いです。 まずは、筆の穂先についている絵具を紙(新聞紙やちり紙)やボロ布でよく拭き取る。 次に油絵用のクリーナー(画材屋に売っている、原液のまま使用)で押し洗いする(何度も)。 まだこの段階でも乾性油が筆についています。 乾性油をボロ布でよく拭き取る。 そして石鹸(筆洗液アプトでもよい)を付けて水またはぬるま湯で洗い流す。 最後に布で水分を拭き取り、形を整える。

2014年3月13日 油絵の画材その6 油絵用の筆(形状別の種類) はコメントを受け付けていません 油絵の画材